サナ・クリエイティブでは「メイクは自己を伝えるプレゼンテーション」と捉えています。
では、ビジネスにおけるメイクは何を重視するべきなのか、代表の永野にスタッフ新井がインタビューしました。
ビジネスメイクは相手目線、プライベートメイクは自分目線
ービジネスメイクとは何でしょう?
永野:社会人として最低限身に付けておきたいマナーの基本のうちのひとつです。
会社の顔としての誇りを持つ外見力、とも言えますね。
ーなるほど。ではビジネスメイクとプライベートメイクはどう違うのでしょうか?
永野:意識の持ち方の違いです。ビジネスメイクというのはマナーの一環で、「相手目線」。そして企業人としては自分がどうあるべきかという意識を持つことだと思います。プライベートメイクは「自分目線」、自分のために楽しむもの。ただし、これらを切り替えるためにはメイクの基本概念を理解してないと応用がききません。
ビジネスメイクで必要なのは「技術」ではなく「考え方」
ーメイクの基本概念とはどういったものでしょうか?
永野:たとえば下地作りやファンデーションを例に挙げると、お顔の中で色むらをフラットにするのがファンデーションなどの役割です。ファンデーションは隠すためのものと思っている方が以外と多いのですが、下地やファンデーションの作業はメイクを完成させていくための土台作りです。
イメージしやすいところで言うと、メイクには、スキルやテクニックといった「技術」がありますね。よくありがちなのは「技術」を身につければ、上手なメイクが出来るということです。でも、それだけだと片手落ちで、まず目的があって、そのためにどんなメイクを施していけばよいか、その「考え方」がメイクの基本概念と考えています。特に、ビジネスメイクでは「考え方」が重要になりますね。
ーそこで、「相手目線」に立って考えて組み立てる必要があるわけですね。
見た目も実力のひとつ、自己PR下手は損をしている
ーそもそもどうしてビジネスメイクをはじめようと思ったのでしょうか?
永野:メイク、髪型、服装など、表面で表現する方法は色々ありますが、その中でも女性ならではというとメイクですよね。マナーの一環であるというのはもちろんですが、自分の内面的なもの、自分の目指す女性像を自分自身でコーディネートできる力をもてれば、自己PR力や人からの見られ方も変わってくるはずです。それらを当たり前にしていきたいと思ったからです。
ー人からの見られ方、ですか。
永野:そうです。例えば衣類や装飾品などを扱う店員さんなどが分かりやすいと思うのですが、店員さんのとても素敵な着こなしを見て、自分も欲しいなって思ったことはありませんか?その逆もありますよね。それらを扱う店員さんのイメージから何となく購買意欲が薄れてしまったり…。見た目の印象というのは、他者からどう見られ、どう映るか、に影響を及ぼすのではないかと思うのです。
男性にも必要な、見た目の自己PR力
ー自己PR力ということは、女性だけではなく男性のニーズはどうなのでしょうか?
永野:もちろんニーズはあります。ですので、年代別の男性向けのプログラムも設けています。特に自分のスタイルに甘んじてしまう40代~50代以降の方などへ発信したいですね。企業のご担当者様からよく耳にするのは、そのくらいの年齢になりますと気になることがあっても周囲からはなかなか言えないと。また男は見た目じゃない、という方もたまにいらっしゃいますが、他者目線からの意見を聞くのはとても効果的だといえます。第三者(お客様)目線に立って、自分を俯瞰して見てみると新たな気づきがあるかもしれません。一定の歳を重ねた人は、多くの経験を積み実績を重ね、人格も備わってきます。そういった内側にあるものと表層は合っていた方が好ましいですし、そうでないと勿体ないと思います。そういったスキルは女性だけではなく、男性も必要だと考えています。
ーありがとうございました。最後に一言お願いします。
永野:ビジネスメイクは相手目線を考えた装いです。メイクを意識することで身だしなみや、振る舞いなどの意識が広がっていきますし、上手に自己PRができれば自然と周りからの評価も変わってくるでしょう。そして、自信はモチベーションにも繋がりますね。自分の可能性をより引き出せるように、メイクを一緒に楽しく学んでいきましょう!
<まとめ>
- ・ビジネスメイクは相手目線、プライベートメイクは自分目線
- ・お客様にどう見られたいか、から逆算して組み立てよう
- ・年相応の見え方があるので、見た目の自己PR力は男性にも必要
(文責:新井)
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