身だしなみもビジネスマナーの1つ。 社会人なら抑えたい”見た目”の重要性について。

「人は見た目じゃない」という言葉を多くの人が今まででに1度は耳にしたことがあるかと思います。しかし、人は第一印象の93%を視覚や聴覚、嗅覚などの情報により決定されると言われています。身だしなみや立ち居振る舞いは、社会人として当たり前のビジネスマナーとして身につける必要があり、それらがにじみ出たり醸し出してその人の風格や品格を作っていると思います。ですからその上での人間性なのではないでしょうか?

“みんな同じ”はもう古い?メイクや身だしなみも個性の一つ。

就職活動の時に皆が同じリクルートスーツを身にまとうだけならまだしも、同じメイクや同じ髪型をしていることに、私はとても違和感を感じています。その人の考えやセンスは、面接を通してわかることもありますが、メイクや身だしなみに加えて、声・表情・着こなし・香りなど様々な要素が掛け合わされて初めて表現されるものではないでしょうか?また、2021年以降から就活ルールが廃止されることによって学年や期間関係なく就職活動ができるようになります。それにより、恐らく多くの学生が不安に思っているのは1年生や2年生でも就職活動できることによるライバルの増加です。多くの学生がいる中で、自分の個性やセンスを表現するにはメイクや身だしなみなど外見も、ひとつの要素として重要視されるべきだと思います。

社会人なら抑えたい”見た目”の重要性

身だしなみが重要になるのは就職活動だけではありません。企業のブランド力や自分が与えたい印象に応じてアピアランスに関わる要素をカスタマイズすることは、より高い顧客満足を得ることができます。例えば、最も印象によって左右されるのは営業職でしょう。顧客には営業の数時間で良い印象を与え、購買に結びつけなければなりません。相手に同じことを伝える時、外見、話し方、言葉遣いひとつで相手に与える印象はいくらでも変えるこができます。それなのにも関わらず意外にもメイクをはじめ話し方や表情、身だしなみなどを教わる機会はなくほとんど多くの人が知識を持っていません。企業としてもビジネスにおいて重要な「印象度向上」について学ぶ機会をより増やすべきではないでしょうか。

最後に

相手に印象を与えたいばかりに、目立つことを目的とするのではなく、相手に気を遣うということを前提に自分の個性を表現できるようになってほしいと思います。また、日本人特有の同調性から、多くの人が周りと違うことに対して不安を感じてしまう社会ですが、そもそも「皆違って、皆いい」という考えでそれぞれの個性が輝くようになってほしいです。

(文責:長谷川)