テーマ「働く女性にとって他者への印象はどうあるべきか」
働く女性の皆さんとサナ・クリエイティブ(永野さち子)で座談会を開催し、「働く女性にとって他者への印象はどうあるべきか」というテーマで意見交換をしました。参加した4名の皆さんは、職種は違いますが30代の働く女性たちです。印象度について課題を感じている皆さんからビジネスシーンにおけるメイクや服装、所作などについて日頃感じている生の声を聞きました。
働く女性たちが抱えるメイクの悩みとは
オフィスメイク(弊社ではビジネスメイクという)についてどのような悩みがあるか聞いてみたところ、「なりたい自分と他者からみられている自分が真逆の印象で、自分はなりたいイメージを作れていない。けれどそのギャップをどのように埋めれば良いのか分からない。」「TPOに合わせたメイクをするために雑誌や動画を見て真似してみるが、モデルさんと自分の雰囲気が違うのでうまく行かない。」などの意見がありました。皆さん、自分のイメージ通りのメイクができず、悩まれているようでした。
ビジネスシーンにおいてオフィスメイクや見た目の印象は大切か?
はたして、オフィスメイクは、どれほど仕事と関係性があるのでしょうか?参加者の皆さんからそれぞれ具体的なエピソードが上がりました。
・広告代理店一般職:
「仕事はできるけれど日頃からノーメイクの人がいて、見た目の印象が原因だろうか?それなりのポジションから外されてしまっている気がする。」
・接客業(カンファレンス運営):
「イベントごとに服装は決められているが、それに合わせたTPOメイクができていないスタッフがいて、彼女たちはお客様と対面する業務にはつけていない。」
・金融の営業:
「暗い服を着ることが多かったが、お客様にアドバイスされて営業時には明るめのメイクや服装をしてみたところ、会話が弾み営業成績が上がった。」
という見た目の印象を変えることで仕事に良い影響を及ぼした体験談も聞くことができました。これらのエピソードからも明らかなように、オフィスメイクと仕事には強い関係性があることが分かります。見た目の印象を向上させることは、仕事のパフォーマンスにプラスの影響を与えてくれるようです。
自分らしさの創造と仕事上での印象のバランスをどのように図るか
座談会を通じてそれぞれの課題が見えました。今後どのようなことを学んでいきたいかを尋ねると、「自分の内面や本質の部分に寄り添ったメイク」、「なりたい印象に合わせたメイクの組み合わせ方」、「知識やスキルに加えて、自分らしさの表現の仕方」について学びたいという意見でした。自分らしさを見つけて創造していき、それを自分の職業とバランスを図るのが理想のようです。永野さち子が提唱しているビジネスメイクの定義でもある、“自分らしさの創造と職業上の印象のバランスを図る”という共通項がありました。
ビジネスメイクの力
座談会に参加した女性たちの実体験から、ビジネスシーンにおいてメイクや見た目の印象は重要だということが改めて分かりました。サナ・クリエイティブでは、メイクや外見を整えるために最も大切なことはマインドであると考えます。自分がどこへ向かうのか、すなわちビジョンをしっかり持つことです。
そして、ビジネスメイクをすることでその人自身の印象が上がるのはもちろん、一人一人が相手からの見え方を意識したメイクや装いをすることで、組織全体の印象も上がります。メイクが個人と組織のイメージをともに底上げしてくれるのです。働く女性の皆さんには、ビジネスメイクで外見力を味方につけ、さらに活躍していただきたいと思います。