新年、明けましておめでとうございます。
2017年も色々とありました。
ウェブサイトのコンテンツも充実し、個人的なチャレンジも多くありました。
今年は、個人的には「受容」と「共感」と「傾聴」をテーマに取り組んで参りたいと思っておりますので、2018年も、どうぞよろしくお願い致します。
まだまだ寒い日が続きますが、どうぞお身体にはお気をつけてお過ごしください。
永野さち子
新年、明けましておめでとうございます。
2017年も色々とありました。
ウェブサイトのコンテンツも充実し、個人的なチャレンジも多くありました。
今年は、個人的には「受容」と「共感」と「傾聴」をテーマに取り組んで参りたいと思っておりますので、2018年も、どうぞよろしくお願い致します。
まだまだ寒い日が続きますが、どうぞお身体にはお気をつけてお過ごしください。
永野さち子
みなさんは女性の活躍と聞いて何を思い浮かべますか?女性の活躍とひとえに言っても、多様な見解がありますよね。そこで今回は女性活躍推進法を取り上げながら、女性の活躍について紐解いていきたいと思います。
少し前まで女性の就職はいわゆる「腰掛」として見られることが多く、女性が総合職でバリバリ働いて、キャリアアップしていく(いわゆるバリキャリ)というのは少ない傾向にありました。しかし、昨今の女性の就活では、「きちんとした育休・産休制度が制度が整っているか」「有給消化率はどのくらいか」等の働き方を意識した「生涯働ける会社探し」の傾向があるように思えます。実際に会社側も女性を総合職として採用し、地方へ派遣したりと今までとは少し違う女性の働き方を視野にいれているような印象です。
しかし日本では総合職は男性、事務職は女性という概念がまだまだぬぐえません。実際に体力や育児などのことを考えて、事務職を好む女性が多いのも事実です。では、果たして本当に男性は総合職に、女性は事務職に向いているのでしょうか?
以前、筆者の知り合いに普段はアポイントがとれない大物にさらっとアポイントを取った女性営業さんがいました。彼女は電話でアポイントを取ったのですが、それは通常男性営業マンは考えもしないことだったのです。彼女は「電話すればだれでも取れますよ」と上司に言いましたが、上司は「誰も彼にアポイントをとってみようと思わない。もしかしたら電話をすればとれるのかもしれないけど、そもそも誰もそれをしようと思わないでしょう」と言うのです。彼らはやる前からあきらめてしまっていたのです。そこが彼女とほかの男性営業マンとの違いでした。
人には向き不向きがあります。分かりやすい例でいえば生物学的な違いでしょう。一般的に女性はマルチタスク、男性はシングルタスクといわれています。多岐にわたる業務を同時にこなさなければいけない事務職では確かに女性のほうが優れているかもしれませんが、専門的な追求が必要な業務では男性のほうが優れているかもしれません。ですからこれは男性・女性という垣根を越えて、個人の向き不向きで考えていくべきだと思います。
さて、2016年4月に女性活躍推進法が制定されました。これは新卒採用に占める女性の割合が低いことや、第一子出産を期に半数以上の女性が離職してしまうことなどを背景に、厚生労働省が施行した制度です。名前からすると女性のための制度のようですが、実際には働き方の是正も指摘事項に入るので、男性も対象になっています。働き方の是正というのは、フレックス制度の導入や、労働時間から能率での評価への移行などが挙げられます。
実際に女性活躍推進法の導入後、7割の女性社員が30歳前(出産や結婚のタイミング)に退職していた会社で働き方改革を行い、女性の離職者を3割まで減少させた会社があります。その会社は制度の導入前から子育てを支援していたのにも関わらず、長時間労働などが原因で女性が実際には子育てとの両立ができていなかったことを問題視し、有給取得の支援や残業時間の大幅削減によって女性社員の確保に成功しました。(参照)
筆者はこれに加え、フレキシブルな働き方を導入すればより女性の離職者を1割以下まで減らせるのではないかと考えています。具体的には、フレックスタイムでの労働や、自宅勤務の許可です。
働き方というのはある程度の規律は必要ですが、その人それぞれにあった働き方というものがあります。言い換えればその人の能力を最大限に引き出す働き方です。一番わかりやすい例でいえばフレックスタイムの導入です。朝、保育園や幼稚園に子供を送ってから出勤できる人や、お迎えに行ける人が増え、その分働ける人が増えます。
次に、積極的に導入してほしい働き方が「在宅勤務」です。これができればフレックスタイムとは非にならない数の人が活躍できるようになります。例えばお子さんがいる家庭や、家族の介護をしている人だけではなく、病気などで会社に行けないけれど仕事はしたい人などが考えられます。
さて、ここで問題点があります。在宅勤務でどのように人事評価をしていけば良いのでしょうか?それは「労働時間」での評価から「生産性」での評価に変えていくことです。
日本ではいまだに長い時間働いていれば(成績の悪い社員でも)この人は一生懸命仕事をしていると評価される風潮があります。でも単純に考えて1時間に10の仕事をする人と、8時間で5の仕事をする人、どちらが評価されるべきでしょうか?当然前者ですよね。会社としても長時間働かれれば働かれるほど残業代を支払わなければなりませんし、その人が会社にいる分の光熱費などもかかってしまいます。但し、ここで注意したいのは全員が1時間で10の仕事をできるわけではないということです。前述したとおり、人には向き不向きがありますので、個々人が自分の能力を最大限に発揮できるよう、チーム全体でサポートしていく環境が必要です。
以前、知人がよく口にしていたのですが「マネージメントは指揮者で、社員は演奏者である」という言葉がわかりやすいと思います。どんなに優秀な奏者がいても、指揮者が指揮棒を捨て、突然バイオリンを弾き始めたら奏者たちは露頭に迷ってしまいます。優秀な人材を集めても、うまく使えなければ会社としては宝の持ち腐れになってしまいます。
女性自身も「こうしていきたい」を発信すること、周囲もそれをサポートし合う。そしてここで一番大切なのは企業自体がそれを受け入れ、推進していくことです。女性の活躍はただ女性が頑張ればどうにかなるものではありません。女性だけではなく男性も現状に向き合う必要があります。この制度の導入を機会に、会社のゴール、社員の目標、個々人の向き不向きなどについて話し合ってみてはいかがでしょうか?
(文責:新井)
女性活躍推進法を機会に、女性社員だけでなく、男性社員、マネージメントも含めて社内を活性化していくためのプログラムをご用意しております。
→ビジネス印象形成プログラム
メイクアップアーティストとして経験を積み上げていく中から得た気づきとは何か。
「身だしなみに留まらず、個人の世界を広げるのがメイクの素晴らしさ」を提唱している、代表永野にスタッフ新井がインタビューしました。
ーメイクの世界に入ったきっかけを教えてください。
永野:振り返ると物心ついた頃から美に対しての強い興味とこだわりのようなものが生まれ、その一部であるメイクにもとても関心がありましたが、どうしてもメイクアップアーティストになりたいという強い願望はなかったんです。それよりは、女性として身に付けていて一生を通じて決して無駄にはならないだろうという考え方のほうが強かったと思います。
ーメイクをお仕事にされたいというわけではなかったのですね。
永野:そうですね。でも、数年前にメイク学校で勉強していたときのノートを見ていたら1ページ目に「自分はこのメイクアップを通して多くの人にメイクの素晴らしさを伝えられるひとになりたい!」と書いてあったのを見つけて自分に驚きました。その当時から潜在的に現在のような仕事をしたいと思っていたんでしょうね。
ー時々メイクが苦手と言う女性がいますが、その理由を尋ねると、たまにすると違和感があったり、周囲から変といわれるから、結局やらなくなってしまう。と聞きます。
永野:そういうお声は、メイクを普段しない方からよく聞きますね。世の中にはメイクに関する情報はたくさんありますが、それを真似てもうまくいくとは限りません。最初に必要なのは「技術」ではなく、まずは「考え方」を知ってもらうことが大切と考えています。
ー考え方というと、具体的にどういうことでしょうか?
永野:メイクは「なんとなくするもの」ではなく「ゴールから逆算して組み立てるもの」ということです。見た目も戦術のひとつです。せっかく実力があるのに、うまくプレゼンできず、損をしている人がいます。例えばオリンピックのプレゼンテーションを思い出してみてください。ゴールに向かって効果的な手法でしっかりとアピールしていましたよね。そのかいあって東京オリンピックは見事勝ち取りました。こんな風にメイクの中でもプレゼン力をみなさんに身につけてほしいなと思います。
日本では今までは同じであることが安心であったり、よしとされてきたかもしれませんが、これからは違ってきます。さまざまな要素から成る表現力が重視されてくるでしょう、同じ言葉を話していても話す人の印象度で伝わり方が変わってしまうように、非言語要素の力はとても大きいのです。
ーゴールから逆算していくということですが、まず各個人がゴール設定をしなければいけないということでしょうか。
永野:はい。それが先ほどお伝えした考え方を知るということですね。中でもみなさんにお願いしたいのは「なんとなく」ではなく、しっかりと考えてメイクをしてほしいということです。
ーなんとなくメイクって、例えばどんな感じですか?
永野:全体とそれぞれのパーツをよく見ていないということでしょうか。例えばファンデーションを例に挙げても、ムラがあったり、塗れているところと塗れていないところがあることさえ本人が気づいていません。眉毛を一筆書きで描いているのも不自然ですね。また、スキンケア、メイクアップ用品のそれぞれの役割を知らない方が多いです。そういうことなどが原因でなんとなくメイクになってしまっているのではないでしょうか。
なりたいイメージのゴールから逆算して組み立てていってほしいですね。
ナチュラルメイクという言葉をよく耳にすると思いますが、とかく必要最低限の引き算メイクと捉えられがちですが、そうではありません。本来は計算して結果的に自然に見えるメイクを目指すやり方で、引き算ではないのです。自然に見えるためには顔のパーツそれぞれの成り立ちを知ること、その上でゴールにつながる技術や道具に対する知識などが必要になってくるのです。
ーメイクをする素晴らしさについて教えてください。
永野:自分を観察してお化粧すれば「きちっと感」がでます。家にいてだらっとしている時と、外に出るときの「きちっと」しているオンオフみたいなものは誰にでもありますよね。メイクをはじめ、髪型、装いや、身だしなみを整えることはなりたい自分や見せたい自分へのポジティブスイッチです。ですから、日々の義務と感じず、楽しむぐらいの気持ちで取り組むと生活に良いリズムが出てくると思います。
ーなるほど、気分に合わせてメイクを変えていくということですね。メイクって自分の定番のものがあるので、場面に合わせて変えるという認識がなかったので、新鮮です。
永野:昔からずっと同じメイクの人っているんですよ。でも流行りもあるし、自分の顔も変わってくるし、メイクは必ず変えていかなければいけません。そこに加えて、今日はこんな自分になりたい、という要素を加えるんです。スーツやドレスを着た時って背筋が伸びるような気持ちになるでしょう?メイクも同じこと。憧れの自分になるのってとても楽しいですよ。
(文責:新井)
サナ・クリエイティブの研修では、テクニックを表面的に教えるのではなく、経験に裏打ちされた独自のメイク理論と実技で、ビジネスメイクを確かに身につけることができます。
→法人向けビジネスメイク研修
金融機関にて女性向けの研修を実施しました。タイトルは、「ビジネス印象形成講座」です。20代から50代の既存社員の方を対象に行いました。
年齢層は幅広かったのですが、普段メイクをしている人、ほとんどしていない人、いずれも我流メイクの現状に対し、ビジネスとしての装いの捉え方を今一度考えて頂き、お客様目線での好印象を持って頂く見せ方について座学と実践を交えて行いました。
企業の顔としてどのような印象がよいのか?それぞれの層の方に同じ意識の再確認を目指しました。